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ニュージーランド国内のメディアとポジティブなインパクトのあるコンテンツをサポートし、ブランド認知度を向上させているボルボ社

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コンテンツが与えるポジティブな効果とともにブランド認知度を向上

ボルボは、質の高い国内メディアをサポートしながら、有意義な広告戦略を通じてブランド認知度を向上させるための先端的なアプローチを模索していました。この自動車メーカーが目指したのは、世界をより良い場所にすることに重点を置いた、サステナビリティを重視するモダンなブランドであることをアピールすることでした。

この目標を実現するため、ボルボは、同社の代理店であるTogetherそしてThe Trade Deskと連携し、広告がコンテンツと一緒に表示され、かつ適切なオーディエンスに配信されるような広告在庫を探しました。

ニュージーランドの大手独立系メディア代理店であるTogetherは、ポジティブな影響を与えるコンテンツや媒体社への広告投資を優先する「media for good(メディア・フォー・グッド)」の実践を率先して行うことを重視しています。これには、メディアバイイングにおける業界の関心事を、最低コスト重視から、ポジティブな社会的影響へと導くためのサポート、および環境への影響やダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括性)に関する証明などの要素を考慮に入れた、入札アルゴリズムの開発が含まれます。

適切なメディアを探し、文脈の良い環境に配置することは容易ではありませんでした。しかしながら、Togetherが持つメディアプランニングに関する豊富な専門知識と、ニュージーランドの大手媒体社パートナー数社からThe Trade Deskに提供される膨大な量の高品質なインベントリにより、ボルボは優れた戦略を迅速に構築することができました。 
 



Oracleによるサステナビリティに関するカスタムセグメントの作成

ボルボとTogetherは、まずデータ処理を使用することで、良質のメディアについての仮想インデックスを作成するための要因(コンテンツのセンチメント、コンテンツが扱うトピックや意味、ソースの信頼性や権威)を特定しました。次に、TogetheはThe Trade Desksのプラットフォームを通じてOracleの文脈(コンテクシュチュアル)ターゲティング用ツールを有効化し、サステナビリティ関連のコンテンツにボルボの広告を併載するために、それを使用しました。

Togetherは、今回初めて作業をThe Trade Deskのプラットフォーム内で行い、Oracleを使用してサステナビリティ関連のカテゴリに、カスタムセグメントを作成しました。ボルボのブランドに適したセグメントとしては、サステナビリティ、エネルギー問題、自動車、環境科学、ハイブリッド車、ビジネス、テクノロジー、食料、積極性などが挙げられます。これらのカスタムセグメントは、今後のキャンペーンにおいても、メディアバイイングおよびターゲティング戦術の革新的なオプションとして、引き続き使用できます。

AIを活用してキャンペーンを最適化

Togetherでは、さらに、The Trade Deskの人工知能エンジンであるKoa™を搭載したVolume Controlを使用し、事前に定義した基準と優先順位に基づいてセグメントを格付けする、構造化され階層化されたターゲティング戦略を開発しました。Volume Controlを使用することで、Togetherは投資を集中させることができ、パフォーマンスが良く、持続性が最も高いと見なされるセグメントに、支出を優先配分することが可能となりました。

これは、キャンペーンの全体的な支出効率を向上させたことに留まらず、ボルボのオーディエンスへのリーチ拡大と、サステナビリティに焦点を当てるという目標をサポートすることにも役立ちました。



地元メディアをサポートしながら大きな成果を上げる

このパイロットキャンペーンの後1か月足らずで、ボルボとTogetherは大きな成果を上げました。両社は、オープンインターネット上での高品質のコンテンツに併せて、300万以上のインプレッションを獲得することに成功したのです。さらに、The Trade Deskが配信したボルボの広告を見た人は、そうでない人よりも、ボルボのウェブサイトにたどり着く可能性がはるかに高いことも明らかになりました。

  • The Trade Deskとソーシャルメディアの両方で広告を配信した場合、コンバージョン率が477%増加しました。
  • The Trade Deskと検索の両方で広告を配信した場合、コンバージョン率が469%増加しました。

メディア露出別のコンバージョン率

これらの結果は、さまざまなチャネルを横断してメディアバイイングを調整することの重要性と、オープンインターネットの力を証明するものでした。

この革新的なマーケットファーストのキャンペーンは、サステナビリティの問題に関心があるオーディエンスにリーチすることに成功しただけでなく、ボルボとTogetherを、持続可能なメディアエコシステムの先駆者、さらにポジティブな影響を与えるコンテンツを制作している地元媒体社を支援する業界リーダーへと変貌させました。

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