foodpandaのリテールデータ活用による成功した秘訣

April 21, 20244 minute read

The Trade Deskのリテールデータと効果測定ソリューションを導入したことで、ユニリーバのキャンペーンは1,290万を超えるインプレッションを達成し、ユニリーバの目標を70%以上上回る結果となりました。詳細については、事例の全文をお読みください。


「The Trade Deskとfoodpandaのパートナーシップは、先日行なったクノールのキャンペーンの成功において重要な役割を果たしました。弊社はこの提携によりオープンインターネットの新しいオーディエンスセグメントにリーチすることができました。このキャンペーンでカート追加率、コンバージョン、新規購入者が大幅に増加したことに大変満足しています」
Sharon Liu

ユニリーバ台湾、栄養事業部マーケティングマネージャー


課題
台湾におけるクノールの新しい調理用ソースを宣伝するキャンペーンのリーチ拡大と売上測定


ユニリーバは世界最大クラスの消費財企業ですが、売上を伸ばす方法の開拓にも余念がありません。最先端の広告ソリューションを積極的に検証することで知られるユニリーバは、台湾でクノールの新しい調理用ソースを宣伝する新しい方法、特に新興チャネルであるクイックコマースを模索していました。

クノールは世界中の何億もの人々から信頼されているブランドですが、ユニリーバは台湾の新たな潜在顧客にリーチし、売上を伸ばしたいと考えていました。また、同社は、広告のプロキシ指標だけに頼るのではなく、より多くのオーディエンスインサイトと、コンバージョンなどのビジネス成果を測定することを望んでいました。そこでユニリーバは、同社代理店のPHDと連携して、新境地を開拓し、目標を達成するための戦略を策定しました。

ソリューション
foodpandaとThe Trade Deskのパートナーシップによるリテールデータソリューションを活用して、foodpandaの顧客をターゲティング、さらにセールスへのインパクトを効果測定

この戦略には、ターゲットオーディエンスにリーチするために、オープンインターネットでのディスプレイ広告のキャンペーンが実施されました。オープンインターネット上でのディスプレイ広告キャンペーンにより、より広範な潜在顧客にリーチできます。一部のソーシャルプラットフォームや検索プラットフォームなどの「ウォールド・ガーデン」でキャンペーンを実施するよりも、広告キャンペーンの透明性とコントロールを強化可能です。

ユニリーバは、The Trade DeskのDSP(デマンドサイドプラットフォーム)を使用して、プログラマティック広告キャンペーンを実施。これにより、キャンペーンチームは、The Trade Deskのプレミアムなディスプレイ広告在庫のマーケットプレイスとパートナーのエコシステムを利用することができました。

ユニリーバの戦略は、高品質なデータへのアクセスと実際の成果の測定に依存していたため、The Trade Deskとfoodpandaの市場初のパートナーシップを利用し、foodpandaの豊富なリテールデータを活用したことは理にかなっていました。中国を除くアジア最大のお料理や食料品、日用品をお届けする配達プラットフォームであるfoodpandaは、台湾で強力な存在感とマーケットシェアを持つ同社のアプリを通じて、11の市場で数百万人のユーザーにサービスを提供しています。

リテールデータと効果測定ソリューションにより、ユニリーバはfoodpandaの顧客へのターゲティングを行い、The Trade Deskのプラットフォームを介して売上への効果を測定することができました。同社は、foodpandaからの取引のシグナルを使用することで、より正確なオープンインターネットの主要オーディエンス(過去の生鮮食品購入者、過去の消費者向けパッケージ商品購入者、アクティブなfoodpandaサブスクライバーなど)のターゲティングを実現。ターゲティング戦略には、ユニリーバのファーストパーティデータを使用して、The Trade Deskのプラットフォームに類似オーディエンスを作成し、既存顧客と類似した消費者をターゲットにすることも含まれていました。

キャンペーンの売上に対する効果を測定するために、ユニリーバはThe Trade Deskでfoodpandaの売上の効果測定ソリューションを活用しました。これにより、同社は広告をfoodpandaアプリでのクノール製品の売上に結び付け、広告が売上に与える影響に関する貴重なインサイトを得ることが可能になりました。また、セールスコンバージョンデータの日次レポートにより、広告費を集中させるべき高価値のオーディエンスセグメントなど、キャンペーン期間中の最適化を行う際に十分な情報に基づいた意思決定を行うことができました。

結果
新規購入者が87%に増加し、データと効果測定ソリューションでより深いインサイトを獲得

The Trade Deskとfoodpandaのパートナーシップを活用した最初の企業であるユニリーバの戦略は実を結びました。全体として、キャンペーンは1,290万を超えるインプレッションを達成し、ユニリーバの目標を70%以上上回る結果となりました。

さらに重要なのは、The Trade Deskとfoodpandaのソリューションが実際の事業成果をもたらしたことです。例えば、キャンペーン前と比較して、foodpandaのプラットフォームでのカート追加率は229%に増加し、コンバージョンは81%に増加しました。注目すべきは、クノール製品を購入した人の87%がクノールの新規購入者だったことです。

foodpandaのオーディエンスセグメントを使用することは、ユニリーバはリテールメディアの力を活用し、foodpandaの実際の購入データに基づいて潜在顧客をエンゲージすることが可能という点から、より効果的なターゲティング戦略であることが証明されました。それは、CPAの低下とこのキャンペーン最高のコンバージョンにも表れています。

The Trade Deskとfoodpandaのソリューションは、その他の豊富なキャンペーンに関するインサイトを明らかにしました。例えば、キャンペーン期間中に広告を目にした平均回数は、消費者は8回だったのに対し、コンバージョンに至ったクノール購入者は約9.5回でした。これは、既存の購入者がコンバージョンするにはより多くのインプレッションが必要であることを示しています。

概して、ユニリーバのキャンペーンは、オープンインターネット上で新規顧客にリーチし、foodpandaの顧客セグメントと効果測定から得られたインサイトで売上を伸ばしたことで、The Trade Deskとfoodpandaのソリューションの有効性を実証しました。また、ユニリーバは、広告が売上にどのように影響するのか、その効果について理解を深めました。これらのインサイトを活用することで、同社は今後キャンペーンをより適切にプランニングし、将来を見据えたビジネスを推進することができます。


リテールデータを活用してプログラマティック戦略を強化する方法の詳細につきましては、 The Trade Desk にお問い合わせください。