Gradient graphic representing Kokai usage on The Trade Desk's platform

最新のプラットフォーム機能で、より良い成果を

最新のプラットフォーム機能で成果を最大化

The Trade Deskの最新プラットフォーム体験「Kokai」は、そのローンチ以来、広告主がより良い成果を上げられるよう支援することを目的に、数々の機能強化を重ねてきました。多くの新機能やアップデートによって、Kokaiはこれまで以上にパワフルに、より接続性が高く、一貫性があり、そしてメディアバイヤーにとって使いやすいプラットフォームとなっています。

The Trade Desk史上、最も高性能なプラットフォーム

The Trade Deskは、長年にわたり、デジタル広告の限界に挑戦することが、広告主にとってより良いパフォーマンスにつながると信じてきました。その想いから誕生したのが、Kokai。広告運用の体験を根本から再設計した、当社のDSP(デマンドサイドプラットフォーム)です。

AIを軸としたKokaiを通じて運用されるキャンペーンは、平均で、ユニークリーチ単価(CPUR)を43%、クリック単価(CPC)を24%、獲得単価(CPA)を27%削減しています。¹ McDonald’sやSkyといったブランドは、それぞれCPAを40%²および84%³減少させました。ROASを103%向上させた米国の食品飲料ブランドもあります。⁴

次世代の顧客へのリーチ、売上やROIの向上など、どのような目標に対しても、Kokaiの新機能や高度なAI機能は、より迅速な成果達成を支援するよう設計されています。これらのアップデートについて詳細をご確認いただき、より良いメディアバイイングの判断の実現、メディア予算の最大活用、そしてより強力なキャンペーン成果の達成にご活用ください。


ユーザー体験と操作性の向上

優れたテクノロジーは、直感的な操作性と効率性を兼ね備えます。今回の大幅なプラットフォームアップグレードの多くは、ワークフローの効率化、ナビゲーションの改善、そしてプラットフォーム全体の透明性向上を目的としています。主なアップデートは以下の通りです:

「プログラマティック・テーブル」ビューのアップデートにより、キャンペーン管理を効率化

Kokaiでのキャンペーンのレビューと最適化がこれまでになく迅速かつ簡単に。改善された「プログラマティック・テーブル」ビューでは、主要な設定内容が即座に視認でき、何が設定されているか(何が設定されていないか)の確認、一覧による設定の確認、調整のためのタイルへの遷移もスムーズです。

UI(ユーザーインターフェース)も視覚的に改善されました。設定済みのタイルはカラー表示、未設定のタイルはグレー表示されるため、注視すべき部分がすぐに分かります。手動で最適化した箇所、KoaTM による最適化を有効にしている箇所と未設定の箇所もひと目で分かるようになっています。こうした可視化により、パフォーマンス向上の機会の見逃しを防ぎ、最適化すべき項目が明確になります。

キャンペーンと広告グループのQA(品質保証)をオールインワンビューで効率化

広告運用者にとって、品質保証(QA)は日常業務です。ローンチ前の最終確認や実施中のキャンペーンチェックなどが求められます。「キャンペーン/ブランド(Ca)」タイルと「広告グループ(Ag)」タイルが新たに加わり、設定の確認がこれまで以上に迅速に、簡単かつ直感的にできるようになりました。

「キャンペーン/ブランド(Ca)」タイルではキャンペーンの設定を詳細に確認でき、Agタイルでは全広告グループの設定を一覧で把握が可能です。全レベルでの精度を担保できます。これらの強化されたビューは、すべての情報を一覧可能なレイアウトに集約し、設定の確認・確定作業をより簡単にします。


主な改善点:

  • リアルタイム検証:キャンペーンの設定・調整中に、すべての設定と構成をその場で即時検証。初期段階でのエラー発見が可能になります。
  • ワークフローの効率化:必要なアクションや編集箇所への移動が容易に。データのエクスポートやスプレッドシート間の切り替えが不要になり、設定作業が効率化されます。
  • ビジュアル面の向上:新しいプログラマティック・テーブルに合わせた新しいデザインで、より一貫性があり直感的な操作体験を提供します。

これらのアップデートは、ワークフローを効率化し、簡単に実行できるよう設計されており、キャンペーン運用におけるスピードと精度の両立を支援します。


オムニチャネル機能の強

オムニチャネル最適化で成果を最大化

ユーザーにあらゆるタッチポイントでリーチすることが今まで以上に重要になっています。Kokaiのオムニチャネルバイイング機能を拡張することで、広告主は、複数チャネルを横断したキャンペーンをシームレスに実行・最適化できるようになりました。主な強化ポイントは以下の通りです:

オムニチャネル最適化によるパフォーマンスの強化

オーディエンスはさまざまなメディアチャネルを行き来しています——そして今、その動きに合わせて最適化も進化しました。最新のオムニチャネル最適化機能は、AIを活用してメディアミックス全体を分析し、最も効果的なチャネルの組み合わせを特定。リーチ、重複、インパクトのバランスを戦略的に調整します。

初期のテストでは、CPA(獲得単価)のパフォーマンスが有意に改善されることが示されています。オムニチャネル最適化を活用することで、次のことが可能になります:

  • 複数チャネル横断の 施策を、一貫した戦略に統合
  • 最も効果的なチャネルの組み合わせを優先し、パフォーマンスを最大化
  • 戦略的にタッチポイントを組み合わせ、ユーザーをファネル下層に誘導

参考:

この機能を活用するには、少なくとも2つのチャネルとコンバージョン目標を含むキャンペーングループが必要です。

チャネル推奨機能で予測精度を向上

プランニング機能をさらに強化し、オムニチャネルへの対応ができるように進化しました。「シミュレーション(F)」タイルに新たに搭載されたチャネル推奨機能により、キャンペーンを開始する前に、高い効果が見込めるメディアチャネルを発見できます。

たとえば、ディスプレイ広告によるコンバージョンキャンペーンをシミュレーションして、音声広告の追加でパフォーマンス向上につながると判断した場合、Kokaiはその推奨を表示し、同じ設定のままワンクリックで音声チャネルの予測を実行することができます。

実際のパフォーマンスデータに基づいた、よりスマートなプランニングを実現します。

音声広告の戦略を、制作から配信まで最適化

Kokaiの最新アップデートにより、高品質な音声広告をより簡単に制作でき、配信先も細かく調整できるようになりました。

  • 高品質な音声広告を制作:すぐに音声広告素材が必要ですか?新たに搭載されたBunny Studio連携による音声クリエイティブ生成ワークフローにより、Kokai内でプロ品質の音声素材を直接制作できます。音声クリエイティブを様々なメディアで活用したいときも、短納期で仕上げたい時も、また音声広告に初めて取り組む場合でも、このツールなら効率的かつコストパフォーマンスも良く制作プロセスを進められます。
  • 音声広告を適切なコンテンツにマッチング:音声広告の再生場所をこれまで以上に細かくコントロールできるようになりました。音楽ストリーミング、ポッドキャスト、ラジオなど、特定の音声フィードタイプに対してターゲティング、ブロック、最適化が可能です。加えて、「Sellers and Publishers 500+」をターゲティングすることで、ポッドキャスト在庫へのアクセスもより簡単になりました。

デバイスをまたいだターゲティングと効果測定を強化

主要チャネルや地域をまたいで、より高い精度とスケールでオーディエンスにリーチできます。強化された当社のクロスデバイスグラフ「Identity Alliance」は、IPアドレスやサードパーティCookieへの依存を減らし、特にAPACやEMEA地域において、最も重要な場所のユーザーや世帯へのエンゲージメントを可能にします。

強化されたUnified ID 2.0(UID2)European Unified Identity(EUID)との接続、さらにコネクテッドTV(CTV)やモバイル領域までカバレッジを拡大し、より持続可能なターゲティング、優れた効果測定、そしてプレミアム在庫を含むシームレスなオムニチャネルリーチを実現します。


プラットフォーム内のレポート機能とインサイト

より優れたインサイトが、より優れたメディアバイイングの意思決定を可能にします。Kokai が提供する高度な分析とデータビジュアライゼーションで、パフォーマンスやオーディエンス行動の可視化を強化。これにより、リアルタイムでアクショナブルなデータを用いて、戦略を微調整することが可能になります。

ポートフォリオビューにおける、より直感的なペーシングとパフォーマンス表示

メディア投資のパフォーマンスは、広告運用者が確認したい条件でトラッキングすることが重要です。アップグレードしたポートフォリオビューは、新たに可能となった時間別のトラッキングと操作性の強化が可能になり、広告運用者がより迅速でスマートな意思決定を行えるようサポートします。

  • 配信金額とパフォーマンスを時間単位でトラッキング:広告運用者は、特にライブスポーツや政治キャンペーンのような動きの早いキャンペーンを最適化するために、リアルタイムのインサイトを必要とします。プラットフォームのポートフォリオビューにある新しい「過去24時間」ルックバックウィンドウは、複数ある時間枠オプションの一つであり、1時間ごとに集計された配信金額データが提供され、時間単位でのキャンペーン配信金額をリアルタイムに確認しながら、パフォーマンスをトラッキングできます。初期パフォーマンスのトラブルシューティングのために時間ごとのインサイトが必要な場合にも、長期的な傾向を分析するためにポートフォリオ全体を俯瞰する必要がある場合にも、これらの柔軟なフィルターを使って、配信量を効率的に調整し、よりシャープに、データドリブンな意思決定を行うのに役立ちます。
  • 操作性の向上:ソート可能な列、より柔軟に設定できるフィルター、全体的なナビゲーションの改善により、運用者が設定した条件で配信金額とパフォーマンスを分析することがこれまで以上に容易になりました。

これらのアップデートにより、よりスマートに効率的な意思決定が行うことが可能になります。

「レポート」タイルで、より迅速に実用的なインサイトを取得

キャンペーンを迅速かつ効果的に最適化したい広告運用者にとって、主要なパフォーマンス指標に瞬時にアクセスできることは不可欠です。だからこそ、レポート(Rp)タイルをアップグレードし、実用的なインサイトをより簡単に得られるようにしました。この最大の利点は、レポートを作成する必要すらないことです。アップデートした、カスタム可能なパフォーマンステーブルとグラフにより、キャンペーンのパフォーマンスをより明確かつ詳細に把握でき、より迅速にデータドリブンな意思決定を行うことができます。

新機能のハイライト:

  1. 広告主、キャンペーン、広告グループといった各レベルにおける新たなデフォルトビュー。パフォーマンスのまとめグラフとパフォーマンス概要テーブルにより、重要なデータに簡単にアクセスできます。
  2. 多数の指標から選択し、運用者が設定したビューを柔軟にカスタマイズ可能。任意の2つの指標をパフォーマンスグラフに並べて表示でき、最も重要な指標を設定してカスタムテーブルを下に配置できます。
  3. カスタマイズの永続化:グラフやテーブルへの変更内容は保存され、ブラウザを閉じた後でも、前回の状態からすぐに再開できます。

今後の展望

Kokaiは、広告主がデータとAIを活用して、すべてのインプレッションの価値を最大化できるよう支援するプラットフォームへと進化を遂げています。そして今後も、広告主のニーズに応えるべく、革新を続けていきます。この進化は、2023年のKokaiローンチイベントでThe Trade Desk CEO兼創業者のJeff Greenが約束した「今後はこれまで以上に、より頻繁に、より革新的な製品を迅速に提供していく」という言葉をまさに体現するものです。

今後も数多くのプラットフォームアップグレードや機能拡張が予定されており、当社は常に可能性の限界に挑戦し続けます。最新のアップデートや機能拡張については、The Resource Deskで随時ご確認いただけます。

メディアバイイングの未来をともに切り拓いていきましょう!


本情報は背景情報として提供されるものであり、将来のパフォーマンスを表明または保証するものではありません。

出典:

  1. 表示されている集計結果は、ベータテスト期間中に記録された支出加重平均のパフォーマンス改善値です。テストでは、Kokai導入前後の同一キャンペーンにおけるKPIパフォーマンスを比較しています。
  2. The Trade Deskプラットフォームデータ(2024年6月22日~2024年7月25日)
  3. 「SkyはKokaiのシードベースオーディエンスを活用し、CPAを84%削減しました。」